2011年02月17日

中村征夫さんの半生を綴ったその名も「半魚人伝」
昨年の暮れに三五館より献本していただきました。
なんでも編集者は大学の後輩にあたるそうで、わざわざ丁寧なお手紙ともに送っていただきました。
ありがとうございます。
学生時代から征夫さんのファンでした。
征夫さんの写真集や本を読んだりトークイベントに行ったりしてきたので、本を贈っていただきうれしい限りです。
ご縁に感謝です。
海とともに生きてきた半魚人、中村征夫さんの人生がぎゅっとつまった一冊。
みなさんもぜひ!
好きな箇所を以下に引用します。
5 優れた写真を撮るには、予感と余韻を感じなければならない。
太陽を例にすると、昇る前と、沈んだ後がもっとも美しいのだ。
98 己を信じること。そして撮り続けること。
190 動くことの出来ないサンゴ、そこに定着したら離れようとしない無数の生き物たちと、我々人間は、なぜ共存して生きようとしないのか。
323 無茶な行動はいつか大事故につながる。海は怖いものだ。覚えておけ。
330 中村征夫は三頭のクジラの真上で待ち構えていた。
(こんなチャンスは二度とない)
ひたすらそのときを窺った。
(焦るな) と心に言い聞かせた。
354 地上に百景があるように、日本の海中にもすばらしい百景がある。世界から見てもこれほど多様で変化に富んだ国はない。四方を海に囲まれ、白砂青松の佇まいがあり、亜熱帯から温帯、亜寒帯までの表情を併せ持ち、それぞれに美しい四季がある。そして各地には独自の生活習慣がある。海にも様々な習慣とそれを守る漁師がいる。彼らは土地折々のユニークな漁法を編み出して、海とともに共存共栄の生活をしている。
