2011年05月27日
沖縄に帰ってきました。
学生時代から毎年通い、近年も5年間住んでいました。
やはり自分にとってこの土地には「帰る」という言葉が一番しっくりきます。
震災後、関東では思うようなトレーニングが出来なくなっていました。
これまで使用していた都内のプールは施設が損傷し大規模な補修工事が必要なようです。
早くて7月以降のリニューアルとなりそうです。
また伊豆近辺も余震が続いているため安心してトレーニングが出来ない状況が続いています。
都内プールと伊豆でのスクールも同様の理由から現在開催を見合わせています。
震災直後、このような状況が長く続くことを予想し、
スクールとトレーニングの拠点を沖縄に移すことを3月末には決めていました。
実は、去年の年末位から沖縄にもまた、練習と講習の拠点を構えようかとうっすらと考えてはいました。
また今年の沖縄大会の準備や選手のトレーニングサポートのため、7月頭には沖縄に入ることはもともと決めていました。
様々な理由があるにせよ、沖縄に戻るこの流れは必然だったと思っています。
十分なトレーニングが出来ないことほどアスリートにとって苦しいことはありません。
10年積み重ねてきたフィジカルの資源は一度パフォーマンスが落ちていくと
お金で買い戻していくことは出来ません。
そのため、その時、その時のトレーニングがとても重要なのです。
震災後、もはやこれまでか、と思ったこともありました。
廃業もやむなしと。
しかし、こんな時だからこそ簡単に辞めるわけにはいきません。
何があるにせよ、世界一への夢はあきらめられないのです。
世界一の夢。
それが出来て初めて、伝えたいこと、やりたいことが大きな影響力をもって実現できると思っています。
いまの小さな自分の力では環境へのメッセージやアクションも復興支援も、
残念ながらゼロに等しいものでしかありません。
世界一になって初めて出来ることがあります。
まずはそこがすべてのスタートラインです。
もちろんアスリートとして単純に世界一になりたい、という思いがあります。
まだだれも見たことのないブルーへだれよりもはやく触れてみたい。
そしてその先のビジョンを見据えてチャレンジしていきたい。
これからは東京には月に一度帰り、メディアや講演会などの仕事をさせていただきます。
スクール、トレーニングなど水関係の仕事はほぼすべて沖縄に移します。
おそらく今後、現役中は沖縄に居続けると思います。
地震後、多くの方がいままでの価値観を根底から覆されたと思います。
自分もそのひとりです。
今後、どの土地にいても何が起こるか分かりません。日本でも世界でも。
一人一人が何が起きても生き残っていく覚悟を迫られていると思います。
人生一度きり。ならば後悔のない人生を送りたい。
皆そう思っているのではないでしょうか。
自分は、世界一になることを競技者として最大の目標のひとつにしています。
どんな結果になるかはやってみるまでわかりません。
いずれにせよ、どんな結果でも、
大好きな土地で、大好きな海で、大好きな人たちに囲まれて、
100%の努力をしたのならもはや後悔はないはずです。
たとえ途上でもベストを尽くしたと言い切れると思います。
6月から本格的にトレーニングとスクールを沖縄で再開します。
9月のギリシャ世界選手権で世界一を取るためにいままでにない、
質の高いトレーニングをしていきます。
モティベーションは過去最高です。
みなさん温かいご声援をよろしくお願いします。
篠宮龍三
2011年05月02日


