篠宮龍三オフィシャルブログ One Ocean~海はひとつ!

Number Athlete Blog

NumberWeb ホーム

RSSフィードを購読

2011年04月22日

東北復興支援の集い

P1010007

昨日、永田町憲政記念館にて行われた東北復興支援の集いに参加してきました。
主催者は日本観光振興協会の西田会長。来賓として溝畑観光庁長官、二階衆議院議員、大塚経団連副議長。

このイベントは「東北を観光の力によって元気に復興させよう」という決起集会です。

溝畑長官の「日本に蔓延する自粛ムードを払拭し、GWは旅をしよう!」という
力強いエールが会場に響き、東北各県の知事、副知事、観光部トップ、東北女将の会の皆様の現状報告と御礼の挨拶が続きます。


篠宮は観光庁のスポーツ観光マイスターに任命されているため、溝畑長官招集のもと僭越ながらアスリートを代表して応援メッセージのご挨拶をさせていただきました。

「アスリートが出来ることは被災者の方々とともに戦うこと。9月のギリシャ世界選手権で世界一になってウエットスーツを作ってくれた石巻のモビーディックさんの皆様、宮城、東北の皆さんに勇気を与えたい。日本、東北の海の素晴らしさを改めて世界に伝えたい。日本人の底力を世界に示します。ともに戦いましょう!」

という内容のご挨拶をさせていただきました。



食いしん坊バンザイの番組ロケで東北6県を何度も訪れた俳優の辰巳琢郎さん、エンターテインメントの力で日本を復興させようとぴあ矢内社長もおなじく応援メッセージを贈られました。少しの間ですが、会場は華やかなムードに包まれました。


主な出席者は観光庁、運輸局から部長、局長、所長クラス。また観光関連の各団体のトップ、 JAL 、ANA の両社長と役員の方。JTBやKNTの社長などもご参列。会場は立錐の余地のないほどの超満員。立ち見も出るほどでした。600人もの観光に携わる関係者であふれていました。

よく訪れた、石巻、仙台、松島、塩釜など大好きな海の景勝地の復興が少しでもはやく進むこと、そして日本中、世界中からまた再び東北の地に観光客が戻ってくることを願ってやみません。


 

2011年04月19日

5dAYZ IN OKINAWA


IMG_3492
IMG_3491
IMG_3526
IMG_3498 
IMG_3567
 

2011年04月16日

ホエールソング



震災後、はじめて海に入りました。沖縄のちゅら海はいつもと変わらずやさしかったなあ。。。スクールで入りましたが、今日の真栄田岬は格段に透明度がよく、魚も多かったです。美しい真栄田ブルーを堪能しました。

そして、クジラの歌も遠巻きながら大きく響いていました。快晴、ベタ凪の最高のコンディションのなかスクール生もホエールソングを聴きながら自己ベスト更新!午前中にはまだ人の少ない青の洞窟にもエントリーし、沖縄、真栄田岬でのフリーダイビングの醍醐味を存分に味わっていただきました。

震災の影響で、今のところ思うような講習が出来ていませんが、なんとかスクールも再開しました。ようやく。。


沖縄は沖縄、海は海、クジラはクジラ。そしてフリーダイビングはフリーダイビング。自然の脅威、季節の循環、人の歴史。。大きく変わってしまった事があるのと同時にこれまでもこれからも変わらないものがある。様々な事を感じながら潜りました。

冬から春の間、沖縄に滞在していたザトウクジラたちももうすぐアラスカに戻ります。また来年!そして沖縄にはもうすぐ本格的な夏がやってきます。

2011年04月11日

風が見えない風見鶏。

天運、地運、人運と言って、風が吹きはじめると、天、地、人の力でも止めようがない。瞬時に呑み込まれる。

それを知るにはどうするか。まず静かにする。そして気配をうかがう。どうも危ない?と感じたら、その場を離れることだ。

山津波(山が崩れること)の前の獣の静寂がこれだ。あとは大逃げである。こちらは命がかかっているから当たり前だ。

獣は本能が鋭敏だから?違う。人間も獣でしょう(よく自分のこと考えて)。


静かに神経を尖らせることだ。そうすれば、今自分は違った方向に歩こうとしている、くらいのことは分かるものだ。




今しがた読み終えた、『大人の流儀』 伊集院 静  講談社  より引用させていただきました。

新刊ですが、この文章が書かれたのは震災前になります。
まるで予言しているかのような、そして今の我々の状況を戒めるような文言に息を飲みます。
(そして25年経って初めて書かれた、妻、夏目雅子さんとのお別れのシーンには涙です)



地震が起きてから今日でひと月。
被災地ではまだまだ多くの方々が大変な生活を強いられています。

今日は関東エリアでは突然の雷や雨もあり、その後、<またか>と思わせるような大きな余震もありました。
まさに、天も地も人間に対して苦言を呈しているかのようです。

そろそろ目を覚ませと。




この2月、Think the Earth Paperの取材を受けました。
Think the Earth Project の志や思い、活動を伝える全国に配布されるフリーペーパーです。

今回は特別号でした。
EARTHLING=地球人というテーマで11人の地球や環境、自然と深く関わる方々がインタビューされていました。
http://www.thinktheearth.net/jp/info/2011/04/think-the-earth-paper-vol8-earthling.html 
(バックナンバーもWEBで見られるようになるとのことです) 



アースリング=地球人代表の皆さんの言葉を紹介します。


ガンダム原作者の富野由悠季さんは

「地球を間違いなく使っていく方法論が生まれるのなら、それが人の革新なんだ」と語ります。

そして驚くことに原発と核廃棄物についての提言があります。なにかを予期しているかのような。。


また宇宙飛行士の山崎直子さんはこう語ります。

「宇宙ステーションでの生活を存続させる技術というのは、これからの地球のための技術につながっていくと思います」


映画監督の河瀬直美さんは

「7世代先のことを考えて物事を興せ。奄美大島では当たり前の考え方。これからは継続が基本的な考え方」とおっしゃいます。




篠宮は主に、素潜りをしてるときの体内環境と地球環境の相似性についてお話ししました。

素潜りで持っていける空気=資源は一定です。
そして酸素を効率的に省エネモードで燃やしながら、産生されるハイレベルの二酸化炭素に耐えていきます。
素潜りをしていてパフォーマンスの最後に感じる苦しさは低酸素によるものではなく、実は高炭酸ガスによるものなのです。
人のからだは減っていく酸素の量に対してではなく、増えていく二酸化炭素の量に対してしか苦しさを感じられないのです。

現に酸素をどれだけ使っても二酸化炭素が生まれないような体内環境を人工的に作り出せばいっさい苦しさを感じることはありません。(それは無理ですし、仮に出来たとしても、その結果、低酸素症により意識の喪失=ブラックアウトになってしまいます)

これはどこか地球環境と似ていると思いませんか?

地球は資源をどれだけとっても苦しさを見せません。少なくともそのときは。
しかし資源からエネルギーを作り出し、使い続けた結果、はじめて苦しさを露呈します。

そしてフリーダイバーがパフォーマンスの最後に感じている苦しさは地球がいま感じている苦しさとリンクするわけです。
二酸化炭素を介することによって相手の痛みを感じるのです。

フリーダイビングは地球の苦しさを感じるスポーツでもあるわけです。


また今回のインタビューのなかで、

「人間の力が有限だとイメージできれば、自然も限界を超えれば死んでしまうと、気づくはずなんです」とお話ししました。

また、

「もしかしたら、今の社会もブラックアウトのように生きるか死ぬかのところまでいかないとわからないものがあるかもしれない」

とも話しました。

しまった。。。


インタビューと校正は震災前にすべて終わっていたとはいえ、震災後、これが送られてきたときに改めて読み返してみて、「なんていうことを言ってしまったのか・・・」と文字通り目の前が真っ暗になりました。(もしお気に障る方がいましたら申し訳ございません)

しかし編集部からはこうあります。

本冊子に集録しているインタビューは、すべて3月11日以前に行われたものですが、インタビューに応じてくださった方々の言葉は、これからの日本、これからの世界を考えるための一つの機会になると思い、編集内容を変えずにそのまま発行することにしました。この冊子が一人でも多くの方の手に届くことを願っています。 



この他の方の記事も含め、11人のインタビューは震災前にすべての取材が終わっているというのに、どこか予言めいたことをなにか感じさせるものがあります。そして思うのはやはり、言葉は力を生んでくれる、ということです。これからのビジョンが有意義に示されているように思えるのです。


慶応大学大学院教授の古川淳さんはこう語ります。

「根っこにあるものとして、人間が豊かな生活を送るということの定義が、少し間違ったベクトルに動いていたと思うんです」






石油と原発はいつかは限界が来る。
それに行き過ぎた資本主義とグローバリズムが暴走し、特定の地域やその人々に大きな負担を強いることにもなる。

太陽、風、水が作るグリーンエネルギーへ緩やかにシフトしていかなくてはいけない。


それが地球ともに生きること。


いまの規模とテクノロジーではグリーン電力で需要に到底追いつかないかもしれない。

でももうやるしかありません。方向性をそちらへ向けていくしかないと思うのです。


日本より遥かに地震の少ないスイスやドイツではすでに原発を止めています。

もちろん東北大震災の原発事故を受けて、です。

日本は3月11日以降、二度の大きな余震を受けてもまだ止める気配もありません。


我々は惰眠を貪る風見鶏を起こし、いま、そしてこれから生き残っていくためにどちらを向くべきなのかその方向性を決めなければなりません。そして自然に対する畏敬の念、直感や生存本能を取り戻さないといけない時に来ています。ひとりひとりが。



もう一度伊集院さんの言葉を借りよう。


静かに神経を尖らせることだ。そうすれば、今自分は違った方向に歩こうとしている、くらいのことは分かるものだ。







Think the Earth!






2011年04月05日

GOING ON

久しぶりのプールトレーニング。

フルでメニューをこなしました。

最初はおっかなびっくりでそろそろと。。。


しかし、体は覚えているものですね。

余計な力みも取れ、無駄な動きもなく、

シャープに泳ぐことが出来ました。

しばらくぶりでしたが、とても気持ちいい感覚。


これが忘却効果なのでしょうか。。。

すこし時間を置いたことによりシンプルなアプローチになった気がします。

それにしても心地よかったな。

全身の皮膚の表面を流れていく水の感触。

耳元を通り過ぎていく水は優しく音をたてながら

風のように通り過ぎていく。。。

水との対話。一体感。調和。

このところ忘れていた感覚を取り戻せた気がします。


そして勝手知ったる仲間たちとスポーツが出来る喜び。。。

プール施設の皆様にも感謝ですね。

本当にありがとうございます。 


少しずつ街や道、車や人にも活気が戻ってきましたね。

我々アスリートも出来る限りの復興支援を行いながら

日々、出来る限りのトレーニングを続けたいですね。

自分のペースで。


プロフィール

篠宮龍三
篠宮龍三
(しのみや りゅうぞう)
プロ フリーダイバー
2008年4月バハマにて、アジア人初となる水深100mを達成。
同年AIDA世界ランク2位入賞(-104m)
2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録である水深105mに純粋な素潜りのコンスタント種目で到達した。
同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成した。2010年4月にはバハマにて水深115mのアジア新記録を達成した。
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄に世界選手権を日本、アジアで初めて誘致、開催。また日本代表選手・キャプテンとして参加し、銀メダルを獲得した。

国内唯一のプロ選手として国際大会を中心に参戦中。
競技活動の傍ら、スクールや大会も運営。
OneOceanを自身のメッセージに掲げ、様々なイベントをプロデュースしている。
・AIDA ジャッジ
・AIDA インストラクター
本の紹介
心のスイッチ
ブルー・ゾーン